ニキビができてしまったら・・対処法について

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ニキビができてしまったら・・・対処法を知っておきましょう

できてしまったニキビは段階を踏んで悪化していきます。
ニキビの種類と段階に応じた対処法を知っておきましょう。

  • 初期のニキビ「黒ニキビ」と「白ニキビ」ができてしまったら

毛穴に皮脂がつまったニキビのでき始めの状態で面疱といいます。
毛穴がふさがって白くブツブツと見えるものが白ニキビ、毛穴が開いて先端が黒ずんでいるものを黒ニキビと呼び、コメドという言い方をすることもあります。

 

この段階で治ってしまうこともありますが、悪化してしまうこともあるので注意が必要です。
ピーリングや保湿ケアで毛穴づまりが進行しないようにケアして、コメドプッシャーで取りのぞきましょう。コメドプッシャーは洗顔後や入浴後の清潔な肌に使います。爪で無理に押し出そうとすると毛穴が炎症を起こしてしまうのでやめましょう。

 

  • アクネ菌が増殖した「赤ニキビ」ができてしまったら

毛穴に溜まった皮脂をエサにアクネ菌が増殖し炎症が始まったニキビを丘疹といいます。これは赤くポツポツとしているところから赤ニキビともいいます。

 

皮脂の酸化が進むと炎症を悪化させてしまいます。抗酸化作用があるビタミンCのスキンケア商品で様子をみたり、市販のニキビ薬で悪化を防ぎましょう。
赤ニキビを潰すと後が残ってしまうことがあるのでむやみにいじらないほうが良い場合が多いです。

炎症が進んだ「黄ニキビ」ができてしまったら

赤ニキビが進行した状態を膿疱性挫瘡といい、俗に黄ニキビと呼びます。
赤みが増したり熱をもったりして、ニキビのふくらみが白く見えます。このふくらみの正体は膿で、潰すと色素沈着やクレーター状のニキビ跡が残ります。

 

黄ニキビ周辺の皮膚組織までダメージが及んでいるため、刺激になるようなゴシゴシ洗いや水分の拭きとりは厳禁です。
メイクが刺激になることもあるので出来るだけ控えたほうがよいそうです。
黄ニキビは皮膚科で外からの治療と内服による治療が必要です。

 

★痛みをともなうニキビに進行してしまったら

 

毛穴周辺の組織が破壊された状態でかなりの痛みをともなう状態を?腫性挫瘡といいます。
硬結ニキビとも呼ばれることがあり、皮膚に硬いしこりができる特徴があります。症状によっては切開手術でしこりを取りのぞくこともあるほどでニキビでは最も重い状態でケロイド状の跡が残ってしまうことがあります。

 

セルフケアだけでは治すことはできないので皮膚科を受診しましょう。
ケロイド状に跡が残ってしまった場合、副腎皮質ホルモン(ステロイド)の注射や軟膏を用いた治療や皮膚移植といった大掛かりな治療になることがあるそうです。

胸元や背中にニキビができてしまったら

胸元や背中は皮脂腺がたくさんあるため、ニキビができやすく悩んでいる方が少なくありません。
もしボディーソープを使っているのであれば、低刺激の固形石けんがおすすめです。
ボディソープは界面活性剤が多く配合されているうえに、しっとりとした洗いあがりにするため油分が多く使われています。

 

下着や肌着はしめつけや化繊の刺激で胸元や背中にニキビができてしまうこともあるので、できるかぎり天然素材のものを選びましょう。

 

予防を心がけても胸元や背中にできたニキビがセルフケアで治らず悪化するようなら皮膚科を受診しましょう。
また漢方薬が効果的な場合もあります。
胸元や背中に小さいニキビが散らばるようにできるタイプには柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)がよく効くそうです。
化膿したニキビが背中にできやすい方には十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)で体質改善ができるそうです。
漢方薬は相性がよければ効果がてきめんに現れますので、漢方に明るい皮膚科医をあたってみるのも良いと思います。

 

★自己判断やセルフケアでニキビが悪化することも

 

ニキビができてしまっても放っておけばそのうち治ると思った、1日に何度もゴシゴシ洗いをしていた、ニキビによさそうな化粧品のCMだった等、自己判断や間違ったセルフケアでニキビが悪化してしまうことがあります。
ニキビができてしまったら、白ニキビ・黒ニキビの段階で食い止めるか皮膚科を受診しましょう。
皮膚科での治療と平行して、規則正しい生活や正しいスキンケアを心がけ治療の成果がはやく表れるように意識するとも大切です。

ニキビ治療のための皮膚科・美容皮膚科の選び方

白ニキビ、黒ニキビの段階であればセルフケアで治ることもありますが、赤ニキビや黄ニキビに進行してしまったら皮膚科か美容皮膚科を受診したほうが良い場合もあります。
皮膚科はニキビを疾患として治療するのに対し、美容皮膚科は美しさを目的によりきれいに治そうとする違いがあります。

皮膚科でのニキビ治療は保険診療が主です。
美容皮膚科は美しさのための施術なので保険の適用はありません。

 

保険診療の皮膚科でニキビを治してから、美容皮膚科でニキビ跡を目立たなくするというようにニキビの経過に応じて病院を変えることもできます。
皮膚科を選ぶ時は診療科目に内科や小児科などと書かれているところよりも、皮膚科のみを挙げているところの方がニキビの専門知識が高い医師がいると考えられます。

 

美容皮膚科を選ぶ時は、ニキビ治療を専門的に診ているところがおすすめです。
シミ・たるみなどのアンチエイジングに力を入れている美容皮膚科もありますので事前に下調べをしましょう。

 

皮膚科、美容皮膚科で行われるニキビ治療の内容は?

 

皮膚科では外用薬や内服薬やビタミン剤が処方されることが多いです。
最近では2008年に認可された白ニキビ、黒ニキビといった初期のニキビにも効果があるディフェリンが注目されています。

 

スキンケア用のビタミンC誘導体を配合したローションやクリームが処方されることもあります。
ビタミン剤やビタミンC配合のローションは保険が適用されるので比較的安価で入手できるメリットがあります。

 

美容皮膚科では、毛穴づまりの原因となる不水角質をとりのぞくケミカルピーリングやニキビ改善に役立つビタミンなどを真皮まで浸透させるイオン導入が行われます。
いずれも1回5,000円から費用がかかるのが一般的です。

 

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